2024年10月申請受付スタート!横浜市でもらえる「出産費用助成金」「妊婦健康診査費用助成金」の受け取り方や条件を解説

横浜市在住の地元ライターが、生活に便利な横浜市の情報をご紹介します。

赤子を抱く母親

こんにちは、横浜で子育て真っ最中のパパです。私も現在小学生の娘と幼稚園の息子を育てていますが、子供が産まれたときを思い返すと、うれしさや新しい家族との生活へのワクワクがある一方で、何かと費用がかかるなと感じました。今回はそんな悩みを助けてくれる、新しく横浜市で導入される「出産費用助成金」と「妊婦健康診査費用助成金」の2つの助成金について、同じく子育て中の方に共有したいと思います。

これら助成金制度は2024年10月から申請受付が始まります。「出産費用助成金」は2024年4月1日以降に出産した方を対象に最大9万円が支給され、「妊婦健康診査費用助成金」は2024年4月1日以降に1回以上の妊婦健康診査を受診した方を対象に5万円が支給されます。これらは、横浜市独自の新たな制度で、申請は横浜市子育て応援サイト・アプリ「パマトコ」から行えます。

では、それぞれの助成金についてより詳しく紹介していきます。

■横浜市出産費用助成金について

ご存知の通り、現在は加入する健康保険から出産育児一時金は50万円が支給されます。が、今回の制度では、横浜市が独自に「出産費用助成金」としてさらに最大9万円が追加支給されます。これはとても助かりますよね!
申請受付は2024年10月からですが、4月~9月に出産された方も申請可能です。

出産費用助成金の助成額

個々のケースによって異なりますが、出産育児一時金を充当しても、自己負担が発生してしまうケースでは経済的な理由で出産を躊躇する場合も少なくありません。今回の助成金で、出産時の経済的な不安も軽減されるのではないでしょうか。

支給対象者

この助成金を受け取るには、下記の3つの条件を満たす必要があるので、よくチェックしてください。

出産費用助成金支給対象者
  • 2024年4月1日以降に出産した方(妊娠85日以上の死産・流産を含む)
  • ・出産から申請時点まで横浜市内に住民登録がある方
  • ・健康保険に加入されている方

助成額について

助成額は出産1人につき最大9万円で、双子などの場合はその人数分が支給されます。ただし、健康保険組合からの付加給付がある場合は、その額を差し引いた金額が支給されます。

横浜市からの助成額の計算の例

例えば、ママが加入する健康保険組合で1人の出産につき2万円の付加給付が支給される場合、横浜市の助成金9万円から2万円を差し引き、7万円が支給されることになります。
付加給付を横浜市の助成金制度と合わせて利用することで、さらに安心して出産に臨むことができます。

付加給付とは?

付加給付とは、支給対象者が加入する各健康保険組合が出産育児一時金に加えて独自に支給する補助金のこと。自身の加入する保険組合の付加給付制度については、事前に各組合のホームページや窓口で確認しておくことをおすすめします。

■横浜市妊婦健康診査費用助成金について

現在、横浜市では、母子健康手帳を受け取る際、妊婦健康診査費用を補助するための14枚の補助券を受け取ることができます。私のときもこの補助券を利用しました。これは、基本的な妊婦健診と健診にともなう自費の検査の費用を補助するものです。注意点としては、検査のみの受診や、保険適用の検査は補助対象にはなりません。今回新たに導入される妊婦健康診査費用助成金は、この妊婦健康診査費用補助券に加えて、新たに5万円を追加助成する制度です。

支給対象者

この助成金を受け取るには、下記の2つの条件を満たす必要があります。

妊婦健康診査費用助成金の支給対象者
  • ・2024年4月1日以降に妊婦健康診査を1回以上受診した方
  • ・上記の健診受診日から支給申請日まで横浜市内に住民登録がある方
  • ※生活保護制度により妊婦健康診査にかかる費用の支給を受けることができる方は対象となりません

助成額について

現在の補助券14枚の助成額8万2,700円に加え、5万円の助成が追加され、助成額は政令市で最大級の13万2,700円となり、費用負担が大幅に軽くなります。

助成金額は補助券と合計で13万2700円

■2つの助成金の申請受付の開始時期と方法

今回ご紹介した、出産費用助成金と妊婦健康診査費用助成金の2つの助成金の申請の受付は、2024(令和6)年10月に開始予定です。どちらも横浜市子育て応援サイト・アプリ「パマトコ」から申請が行えます。どちらの助成金も、詳細は後日発表予定ですが、区役所等での申請受付は行われませんので、ご注意ください。

申請金の申込はパマトコから

■最後に

この助成金を利用することで、出産時の経済的負担が軽減され、安心して出産に臨むことができるようになるのではないでしょうか。心に余裕ができ、家族みんなで新しい命を迎える準備を進められると思います。

【横浜市出産費用助成金のお問合せ】
横浜市出産費用助成金 専用コールセンター
電話番号:0120-547-059
受付時間:月曜日から金曜日(祝日、年末年始を除く)、9時から17時。
URL:https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/oyakokenko/teate/syussanjosei.html

【横浜市妊婦健康診査費用助成金のお問合せ】
横浜市妊婦健康診査費用助成金コールセンター
電話番号:0120-330-043
受付時間:月曜日から金曜日(祝日、年末年始を除く)、9時から17時。
URL:
https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/oyakokenko/teate/ninpukenshinjosei.html

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