横浜市在住のおでかけ好きの地元ライターが、とっておきの横浜の魅力を、地元民目線で紹介します。
相鉄いずみ野線「ゆめが丘駅」周辺の再開発で、2024年7月、駅前に大型商業施設「ゆめが丘ソラトス」が開業しました。これまで「何にもない駅」なんて言われることもあった「ゆめが丘駅」ですが、この「ゆめが丘ソラトス」オープンで注目される方も多いのではないでしょうか?でも実は大型商業施設だけじゃない魅力もたっぷりつまったエリアなんです。そこで今回は、ゆめが丘ソラトスと共に、駅周辺の魅力を紹介します。
目次
1.約130店舗が出店する新たなランドマーク「ゆめが丘ソラトス」
横浜市泉区に2024年7月25日に開業した「ゆめが丘ソラトス」は、ゆめが丘駅直結の大規模複合商業施設です。開業日には新改札口「ソラトス改札口」がオープンしたほか、駅の副駅名称が「ゆめが丘 ソラトス前」になりました。
館内には関東・横浜市初出店の20店舗を含む129店舗が出店。周辺にある自然豊かで農業が盛んな地域資源を生かして、「食」「アクティビティー」「教育・文化」などを体験できる施設を目指すそうです。
関東初の最新設備「ScreenX」を備えた全10スクリーンの大型シネマコンプレックス「109 シネマズ」 もオープンしました。関東初の常設キッズ向けシアター「KIDS CINEMA」が導入されていて、親子で映画を楽しむことができます。「映画までの待ち時間が待てない」「鑑賞中に飽きてしまった」といったお子さんも楽しめるようにシアター前にはキッズスペースが用意されていました。
そのほか屋上には相模鉄道キャラクター「そうにゃん」をモチーフにした遊具をそろえた広場「そうにゃんぱーくそらの広場にゃん」など、子育て世代が交流できる場所も用意されました。地元住民だけでなく遠方からの来館者にとっても魅力的なスポットになりそうです。
基本情報
施設名称:ゆめが丘ソラトス
住所:横浜市泉区下飯田町字大原1584-2開業日:2024年7月25日(木)
営業時間:
ショッピング=10時〜20時
FOOD STATION=11時〜20時
SORATOS DINING=11時〜21時
そうにゃんぱーくそらの広場にゃん(屋上開放時間)=10時〜18時(4月〜8月)、10時〜17時(9月・3月)、10時〜16時(10月〜2月)
URL:https://yumegaoka-soratos.com
2.牧場直送のミルクを使ったアイスが食べられる「横濱アイス工房 ゆめが丘店」
横浜市立中和田南小学校近くにある「横濱アイス工房 ゆめが丘店」。こちらは横浜市戸塚区にある牧場「小野ファーム」のミルクを使ったジェラート屋さんです。
10種類以上のフレーバーのジェラートのほか、アイスクリームも味わえます。人気のミルクや、抹茶、チョコなどの定番のほか、季節ごとのフレーバーもあって、どれもおいしそうでいつも選ぶのに迷ってしまいます。
基本情報
「横濱アイス工房 ゆめが丘店」
住所:横浜市泉区和泉町982-1
アクセス:相鉄いずみの線「ゆめが丘駅」から徒歩17分
横浜市営地下鉄ブルーライン「下飯田駅」から徒歩11分
URL:https://www.yokohama-ice.com/
3.ここを目的に訪れるだけでも価値がある「ファールニエンテ」
「ファールニエンテ」は、畑が併設されたベーカリー&イタリアンレストラン。社会福祉法人「開く会」が運営しており、障害のある方々が活躍する福祉施設です。
ここに訪れたらぜひ食べたいのは、大きなピザ。直径30センチほどはあるピザは、泉区内で自家栽培・自家製粉した小麦粉をふんだんに使用し、石窯で焼き上げられています。
クリスピーピザのような薄い生地が特徴的で、手に取ると柔らかく、びっくりするくらいモッチモチ!
一口食べれば、香ばしい香りが鼻に抜けて、深みのある味わいが口の中いっぱいに広がります。
畑で収穫したばかりの野菜をトッピングしたメニューもあり、季節ごとに旬の味を楽しめます。
野菜は購入することもできるので、ベーカリーのパンと一緒にお持ち帰りして、お家でもファールニエンテの味を楽しめます。
基本情報
「ファールニエンテ」
住所:横浜市泉区和泉町1011−1
アクセス:相鉄いずみ野線「ゆめが丘」駅から徒歩7分
横浜市営地下鉄ブルーライン「下飯田駅」から徒歩2分
URL:https://www.hirakukaicp.or.jp/farniente/restaurant.html
4.いちごの季節に訪れたい「ゆめが丘農園」
駅から徒歩6分の場所にある「ゆめが丘農園」さんでは、毎年1月中旬から5月中旬頃までいちご狩りができます。
駅近とはいえ、840坪(畳1500枚分くらい)の敷地があり、広々とした空間で思う存分にいちご狩りを楽しむことができますよ。
いちごの種類は常時2種類、多い時期で4~6種類を味わうことができます。
基本情報
「ゆめが丘農園」
住所:横浜市泉区下飯田町1653番
アクセス:相鉄いずみ野線「ゆめが丘」駅から徒歩6分
横浜市営地下鉄ブルーライン「下飯田駅」から徒歩10分
URL:https://www.yumegaokanoen.com/
備考:いちご狩りができるのは1月中旬から5月中旬頃まで
5.広々芝生広場で思いっきり遊べる「神奈川県立境川遊水地公園」
神奈川県立境川遊水地公園は、ゆめが丘のある泉区、戸塚区、藤沢市の境にある東京ドーム6個分の大きな公園です。洪水被害を軽減させるための3つの遊水地(下飯田、俣野、今田)を活用して造られています。
各遊水地には生き物を保全するビオトープが整備されています。中に入ることはできませんが、周囲から水辺ならではの鳥や昆虫、水生生物を一年中、観察することが可能です。
芝生広場や草の広場などもあるので、バトミントンや鬼ごっこなど体を使った遊びも思いっきり楽しめます。
せせらぎ水路や噴水広場、ジャブジャブ池もあり、夏場は子連れに大人気!
野球場やサッカーができる多目的グラウンド、テニスコートも整備されており、スポーツをする方々でにぎわいます。
基本情報
神奈川県立境川遊水地公園
住所:横浜市泉区下飯田町5-5(境川遊水地情報センター)
アクセス:相鉄いずみの線「ゆめが丘駅」から徒歩17分
横浜市営地下鉄ブルーライン「下飯田駅」から徒歩12分
6.地域の自然と歴史を感じられる「天王森泉公園」
蛍が生息する湧き水と、横浜市認定の歴史的建造物「旧清水製糸場本館」が特徴的な天王森泉公園。クワガタが生息する「くわくわ森」や、竹林のある「湧水の森」の散策も楽しめます。
地域のボランティアの方々によって丁寧に手入れされ、田植え体験やそば打ち体験、生き物調査観察会などのイベントも開催されていますよ。周囲には田園も広がり、まるで昔話のような風景が残る公園です。ゆめが丘駅からは少し歩きますが、この地域の歴史と自然の素晴らしさを伝えるすてきな場所です。
基本情報
「天王森泉公園」
住所:横浜市泉区和泉町300
アクセス:相鉄いずみ野線「ゆめが丘駅」より徒歩30分
市営地下鉄ブルーライン「下飯田駅」より徒歩25分
URL:https://www.tennoumori.net/
■まとめ 街の発展と魅力の再発見を楽しむ
駅前の再開発によって、大きく変わろうとしている「ゆめが丘」。
新しい施設にワクワクできる一方で、豊かな自然も楽しめる街です。
横浜というと、みなとみらいエリアや中華街といった街を思い浮かべる方も多いですが、
横浜駅から電車で1本、30分もいけば、こんなに大自然が残るエリアが残っています。
ぜひ横浜の新しい一面もご覧ください。