兵庫県神戸市出身の上野貴大さんと高知県出身の奈々さんが、子育てに選んだ場所は横浜でした。大都市でありながら、都会すぎず、人々があたたかいと実感する子育ての日々。緑あふれる「こども自然公園」で、上野さんファミリーの暮らしについて子育てを中心に伺いました。
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職場に通いやすく、子育てにも便利な住環境です。
――いまはどちらにお住まいですか。
奈々さん)
旭区に住んでいます。それ以前は藤沢市に住んでいました。いま私は育休中ですが、職場は横浜ランドマークタワー内にあり、夫も横浜駅の近くなので、自宅から1時間かからず通いやすくて、とても便利なところです。それでいて、旭区はこども自然公園という大きな公園があって、子育てをしていると、こうした豊かな自然の近くに住んでいられるのが本当にありがたいと感じます。
下の子が9か月、上の子が3歳で、まだちょっと手がかかる年頃ですが、子どもを遊ばせていられる公園がたくさんあって、毎週のように、あちこちの公園に出かけています。桜まつりがあったり、消防車がたくさん見られる防災フェスがあったり、遊ぶところに不自由しないですね。地元の若葉台公園とか、お隣の緑区の長坂谷公園、玄海田公園とかが特にお気に入りで、しょっちゅう行っています。


――おでかけ情報などはどうやって入手されていますか。
奈々さん)
SNSを欠かさずにチェックしています。フォローしているカメラマンさんがいい景色をアップしていると、よし、週末に行ってみよう!って。だいたいSNSでは水曜か木曜には週末の情報が出そろうので、それをチェックして予定を立てることが多いですね。横浜市の「パマトコ」という子育て応援アプリも利用しています。子育てに関する情報やイベントなども紹介されていてとても便利ですし、母子手帳も電子化されているので、出かけるときの持ち物が減らせるのがうれしいかな。


子育てして感じた横浜での充実した支援と人のあたたかさ。
――子育てする上で横浜市の印象はいかがですか。
奈々さん)
地域の子育て支援施設をよく利用させてもらっています。私の通っている旭区の川井地域ケアプラザでは、子育ての相談ができるうえ、大先輩たちがまわりにたくさんいらっしゃるので、いろいろと役に立つ経験談を教えてくれたりするんです。保育士さんたちも来てくれて、子育てのちょっとした悩みを聞いてもらったり、子どもと遊んでくれたり、絵本も借りられて、いろんな意味で心強いですね。本当に人があたたかいし、赤ちゃん教室みたいなイベントもいっぱい開いてくれています。先輩ママとか保育士さんが子どもを見てくれたりすると、とても心強いです。
まわりも実家から離れているママ友が多いので、みんなで支えあいつつ、おしゃべりしながら楽しくやっています。そんなことができるのは、やっぱり横浜という街のよさなのかなと思いますね。
――移住前と後では横浜の印象が変わりましたか。
奈々さん)
高知から出て来る前は横浜って都会なんだろうなぁと思っていました。でも実際に住んでみると、都会だけども、あまり都会すぎないというか、隣近所の人たちとも仲良くさせてもらって、人があたたかい感じがします。都会の冷たさのようなものは感じないですね。
まわりの人があたたかいというのは、さっきも言いましたけど、毎週行っている地域のケアプラザで、育児サロンを開いてくれているんです。そこでは地域の先輩ママたちが子どもを見ていてくれて、その間に、私たちがママ会みたいにコーヒーを飲みながら、ほっとひと息くつろげるよう時間をつくってくださっているんですね。人があたたかいというのは、そんな心づかいを感じるからなんです。

都会的だけど自然豊かな横浜での暮らし。
――ご出身地に比べて横浜はいかがですか。
貴大さん)
ぼくは兵庫県神戸市出身なので、港町という点で雰囲気が似ていて、横浜はとても親近感があって住みやすいですね。開放的で、明るい雰囲気です。でも規模感が違い、横浜はずっと大きくて、公園なんか神戸よりたくさんあります。子育て世代には住みやすいですし、羽田空港や新幹線が近いというのもポイントが高いですね。気軽に帰省できますから。
奈々さん)
私の出身の高知県も横浜と同じく海があって、四万十川みたいなきれいな川もあって、自然豊かという点では似ているところがありますね。違うのは、やっぱり商業施設の充実ぶりと、駅周辺のにぎわい。高知もいいところあるけれど、私は横浜に魅力を感じます!
暮らしの環境が充実しているというだけじゃなくて、子どもを育てつつ大人も一緒に成長できる体験の機会がいっぱいある。豊かな気持ちをはぐくむには、横浜はやっぱりいいと思います。

――日々の暮らしの点ではどうでしょうか。
奈々さん)
横浜はショッピングセンターもたくさんありますよね。子どもを遊ばせられるスペースがたくさんあるので、週末によく行きます。IKEA横浜も近いし、ご飯も食べられるし。自然も好きなのでのんびり過ごせる四季の森公園もよく行きます。子育て中でも行く場所に困らないというのが横浜のよさかな。


貴大さん)
大きな街ですけど、地元の兵庫に住んでいるのと同じ安心感がありますね。そういう意味でもぼくら夫婦にとって横浜は第二の故郷です。海に面している土地柄とか、近所の人たちの優しさとか。治安が悪いと思ったことはまったくないですね。ひと言でいえば、安心して子育てができて、働くことができる街。それが横浜ですね。