都内から横浜市青葉区に引っ越して23年の安倍さんファミリー(昌宏さん(50代)、妻(40代)、長男(9歳)、長女(5歳))。マリンスポーツが趣味の安倍昌宏さんは、緑に恵まれた環境に暮らしながら、海に面した横浜の楽しさも満喫しています。そんな安倍さんに、横浜で暮らす魅力について伺いました。
目次
自宅は自然豊かな谷戸のそば。子育てには絶好の環境です。
――お住まいのエリアはどんなところですか。
昌宏さん)
自宅のすぐ裏が谷戸と呼ばれる地形で、古代から人が住んで水田耕作をしていたと言われるところなんです。ですからもともと人が住みやすい環境だったのでしょう。
いま私たちが住んでいても、自然に抱かれた環境のよさを感じます。春先になれば雉が啼く声が聞こえてきますし、子どもたちの大好きなカブトムシや蝶などがたくさんいます。子どもたちは学校から帰って来るなり、毎日のように外に出かけたがり、散歩に連れて行ってとせがんでくるような緑あふれる環境です。


――都内や横浜市内へのアクセスについてはどうですか。
昌宏さん)
妻も私も都内に勤めているのですが、職場へのアクセスがよく、とても便利です。また、休日は家族とともに横浜駅周辺やみなとみらいに買い物に出たりもするのですが、高速道路のつながりもよく、お休みの日のお出かけやお買い物が横浜市内で完結するような生活環境です。
駅から自宅まで歩いて25分程度なのですが、この自然環境に暮らせるなら少しも苦になりませんね。むしろ歩くにはちょうどよい距離で、毎日の行き帰りを楽しんでいます。
自宅を購入するときも、東京と比べて広い家と庭を確保でき、家族にとってよい選択だったと思っています。

家族そろってのお出かけとマリンスポーツを楽しむ。
――休日はどのようにお過ごしですか。
昌宏さん)
いつも妻や子どもたちと一緒ですね。わが家では何をするにも家族一緒で、近所を散策したり、買い物を楽しんだりしています。ときどき菜園で野菜の収穫もするんですよ。よく行くスーパーでも地元の野菜を安く売っていて、ネギやキャベツ、タマネギなどが季節ごとにすごく新鮮な状態で買えるんです。横浜野菜で、地元でとれたものなので安心して食べられます。ほかにも鮮度の良い魚が安く手に入るので、食材を選ぶのも楽しみです。
――横浜で出かけるところはどちらですか。
昌宏さん)
金沢区にある横浜ベイサイドマリーナによく行きます。私はマリンスポーツが好きで船舶免許も持っているので、家族を連れてプレジャーボートに乗るのが楽しみなんです。
マリーナは船の管理が行き届いているだけでなく、いろんなイベントを開催していて、それもまた楽しみのひとつですね。5月と9月はマリーナマルシェというイベントがあって、開放的な雰囲気の中でテントやキッチンカーがたくさん出るんです。素材にこだわった食べ物などが売られ、子どもたちも毎回楽しんでいます。水上警察の巡視船なども見ることができて、とても素敵なイベントです。
横浜って、そういう意味で毎日「普通」というのがないですね。特別な日が毎日のように続いている気がします。



子どもも大人も安心して暮らせる地域コミュニティと治安のよさ。
――どんなところが横浜のよさでしょうか。
昌宏さん)
街とみどりのバランスのよさは、誰もが認めるところでしょうが、私にとっては地域コミュニティのよさもポイントですね。自治会のパトロールにも参加しているのですが、そこで感じるのが地域の人たちのふれあいや、まとまりのよさです。
わが家では、子どもが生まれた時に周囲にあいさつに回ったこともあって、周囲の人たちととてもいい関係ができています。ご近所さん同士のつながりがあり、まわりの大人たちが子どもたちを見守ってくださっているような間柄です。うちの子どもには、たとえば家に帰って誰もいなくて、困ったことがあったらお隣さんのインターホンを鳴らしなさいと教えているくらいです。そんなことが言えるのも、お互いさまという信頼関係ができているからだと思います。


――治安についてはいかがですか。
昌宏さん)
地域にしっかりとしたコミュニティがあることが、治安のよさにもつながっていると思います。もう20年以上住んでいますが、わが家と駅までの行き来で、なにか怖い思いをしたことや不安を感じたことなど一度もないんです。ですから、妻が夜遅くなって一人で帰ってくることになっても心配する必要がないくらい。本当に安心して暮らしていける環境です。
つい先日も近所に救急車がサイレンを鳴らしてきたんですが、狭い道で車も混んでいて救急車が進めなくて困っていたんです。すると、片側に寄っていた車の運転手が窓を開けて他の車に声をかけたり、家から住人が出てきて車を誘導してあげたり、みんなで力を合わせて救急車を通したことがあったんです。ささやかなエピソードに聞こえるかもしれませんが、私には緊急時に力をあわせてコミュニティを守っていこうとする地域住民の強い思いを感じ、胸が熱くなるような瞬間でした。こういった治安や住み心地の良さからここ横浜で20年以上暮らしているのだと思います。